先日、行きつけのインド料理屋さんへ親子三人で行った時のこと。
インドのケララ州出身で新潟大学へ留学中のキラン君も来ていました。
お店でよく会う彼とは顔見知りになり、会えば日本のことやインドのことを話したりします。息子も赤ん坊のころから遊んでもらっていて、先日もたたかいごっこをして遊んでもらっていました。
インドは手を使って食べる国なので、キラン君は手を使ってカレーを食べます。
その様子をじっと見ている息子。なにを言うのかと思ったら「手で食べるのはお行儀が悪いんだよ」と一言。
「インドでは手で食べてもお行儀は悪くないんだよ」と教えましたが、手掴み食べを卒業し、箸を使ってお行儀よく食べるようにと日々注意されてる息子からしたら大いなる矛盾を感じたことでしょう。
なぜインドは手を使って食べるのか調べてみたら、食べ物は神さまから与えられた神聖なものと考えられており、手で食べることが最も清浄とされているからだそうです。
妻によると五感で食べるという意味もあるそうです。
日本はなぜ箸を使うのか調べてみましたが、はっきりしたことはわかっていないそうです。チコちゃんによると熱々のものを食べるためだということです。
国が違えば食事に対する考え方も、食べかたも全然違うのですね。
ただ「違う」ということだけのはずが、そこに優劣や良し悪しをつけたがる心を私たちは持っているように思います。
それは自分で自分の視野を暗く狭くすることなのかもしれません。
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