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そこにいたのは・・・

しばらく序文が続きます。漢字だけ見てると頭がくらくらしてきました。次回から2枚目に突入です。


写経と関係ありませんが、この時期は手に汗疱ができて手がボロボロです。でも今年はそれほど悪くなってないです。甘いおやつを控えてるおかげか。

 

【原文】

是皆是大阿羅漢 衆所知識 長老舎利弗 摩訶目健連 摩訶迦葉 摩訶迦旃延 摩訶倶羅 離婆多 周利槃陀伽 難陀 阿難陀 羅梵波提 賓頭廬頗羅墮 迦留陀夷 摩訶劫賓那 薄拘羅 阿樓駄 如是等 諸大弟子(以上十六羅漢)諸菩薩摩訶薩  文殊師利法王子 阿逸多菩薩 乾陀訶提菩薩 常精進菩薩 与如是等 諸大菩薩(以上四菩薩)及釈提桓因等無量諸天 大衆倶皆(ヒンドゥーの神々)

 

【くわしく】

阿弥陀経が説かれる会座に集まった1250人のお弟子さんたちはみな人々に知られた大阿羅漢(名高い修行僧)ばかりで、そのなかの代表的な16人の阿羅漢が列挙され、さらに四人の菩薩、そして釈提桓因(=帝釈天)などの神々も、その場にいたのだと述べられているところです。



十六羅漢

・舎利弗(しゃりほつ・十大弟子のひとり。智慧第一)

・摩訶目健連(まかもっけんれん・十大弟子のひとり・神通第一)

・摩訶迦葉(まかかしょう・十大弟子のひとり・頭陀第一)

     ・摩訶迦旃延(まかかせんねん・十大弟子のひとり・論議第一)

・摩訶倶羅(まかくちら・舎利弗の外叔父)

・離婆多(りはだ・舎利弗の末弟)

・周利槃陀伽(しゅりはんだか)

・難陀(なんだ・ブッダの異母弟)

・阿難陀(あなんだ・十大弟子のひとり・ブッダの従弟。多聞第一)

     ・羅羅 (らごら・十大弟子のひとり・ブッダの息子。密行第一)

・憍梵波提(きょうぼんはだい・舎利弗の弟子)

・賓頭廬頗羅墮(びんずるはらだ・)

 ・迦留陀夷(かるだい・)

・摩訶劫賓那(まかこうひんな)

・薄拘羅(はっくら・)

・阿樓駄 (あぬるだ・ブッダの従弟・十大弟子のひとり。天眼第一)

 

四菩薩

菩薩は、みずから道を求めるとともに、あらゆる人も救いたいと利他行を実践する人のことをいいます。

・文殊師利法王子(もんじゅしりほうおうじ)

・阿逸多菩薩(あいった)

・乾陀訶提菩薩(けんだかだ)

 ・常精進菩薩(じょうしょうじん)

 

神々

・釈提桓因は、日本人には帝釈天の名前で親しまれているインドの神さまです。仏教のおしえに帰依した人を守る神さまとされています。