年忌法要の表白

法事をつとめる意味・願いを読み上げます。

 

謹み敬って 娑婆の教主 釈迦牟尼世尊

極楽の能化 弥陀如来

三国念佛伝来の先徳に 日して言さく

ああ 何の幸いぞ 吾いま已に

受け難き人間の生を受く

ああ 何の喜びぞ

遇い難き仏法に遇い奉れり

殊に 宗祖親鸞聖人の 化導によって

佛願の生起本末を聞き

正覚成就の 徳号を得たり

歓喜 胸に満ち

渇仰 肝に銘ず

誠に 報じても報じ難きは

大悲の仏御 謝しても謝し難きは

師長知識の遺徳なり

有縁の人々 相集まって 恭しく

仏前を荘厳し 仏恩報謝の為に 

謹みて大乗の妙典を読誦し奉らん

願わくは この勝縁に遇う 道俗

いよいよ 本願名号を聞信し

前に生まるる者は 後を導き

後に生まるる者は 前を訪らい

連続無窮にして

無辺の生死海を 尽さんと欲す

伏して乞う 三宝 哀愍納受したまへ

敬って日す